マロンの乳腺腫瘍手術

 

1.マロンの胸にできものが見つかる

2.手術前の検査

3.乳腺腫瘍手術の方法

4.2日間の入院

5.退院後の弱々しいマロン

51回目の抜糸

6.2回目の抜糸

7.予防について

マロンの胸にできものが見つかる

うちのマロンミニチュアダックスフンドの8歳の女の子です。

毎年、5月に動物病院へ行きます。

狂犬病の予防接種をして、5月~12月分のフィラリアのお薬をもらうのです。

フィラリアとは、蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気です。

リアルな画像は、見ると気絶するほど怖いので、お見せできません。

お薬で予防できるので、蚊が活動する時期はずっと毎月一回飲ませます。

ヤバいチョー怖い感染秒

ヤバいチョー怖い感染症

校門絞りもしておきましょうね。歯が磨けていないようですね。歯石も取りましょうか?」などとマロンの体を診てもらっていると、

「マロンちゃんの胸にできものがありますね。避妊手術をしていないので、おそらく乳腺腫瘍だと思われます。

しこりも2㎝くらいですし、腫瘍を取るのと一緒に避妊手術もした方がいいですよ。」

と言われました。

乳腺腫瘍とは、雌犬に多く認められる腫瘍で、10歳以上の子に多いそうなのです。

おっぱいにできもの

おっぱいにできもの

いきなりのことだったので、

「腫瘍だけ取って、そのほかはそのままにしておくことはできませんか?」とお聞きしたところ、

「乳腺腫瘍はホルモン依存性腫瘍であり、腫瘍の発生には卵巣ホルモンの分泌が関係しているので、腫瘍だけをとっても、また新しい腫瘍ができないとも限りません。

やはり、この際、子宮卵巣も取ってしまった方がいいですよ。」とのことでした。

 

今、春の健康診断中で、血液検査をキャンペーン価格なので、その結果をもとに手術のデータとして使えるとのことだったので、血液検査だけして、その日は一旦家に帰って、家族と相談しました。

春の検診の費用

狂犬病注射        3100円

狂犬病済証        550円

肛門腺処置(用手法)   500円

わんドッグ 血液検査コース   5000円

パナメクチン34 シーズン価格  808円×8

合計           1,5614円

消費税          1227円

税込合計        1,6571円

手術前の検査

話し合いの結果、マロンは手術することにしました。

次は、転移がないかどうかなどを調べるために、術前のレントゲンを撮ります。

乳腺腫瘍だった場合、良性悪性かにより今後の治療が変わります。

悪性腫瘍の場合は、すでに転移を起こしていたら、転移したリンパ節や肺を切除しても、再発する可能性が高いのです。

その場合は、放射線療法、抗がん剤の使用も検討することが必要になってきます。

悪性の中でも炎症性乳癌であったりすると、手術自体が不適応な場合もあります。

良性腫瘍の場合、完全切除によって経過は良好となります。

良性か悪性かの判断は、切除した乳腺腫瘍を病理組織診断しなければわかりません。

術前の費用

再診料          800円

X線検査(読影、診断料) 1000円

X線検査(4切)      3000円

X線検査(4切 2枚目以降) 1000円

合計          5800円

消費税         464円

税込合計       6264円

乳腺腫瘍手術の方法

腫瘍の拡がり方などにより手術の方法がいくつかあります。

1. 腫瘍のみの切除

小型の腫瘍を必要最小限の周囲組織とともに切除する方法。

良性を疑う腫瘍や高齢動物の検査などで行われることがあります。

麻酔時間は短く、痛みも少ない方法ですが、乳腺を残して切除するため、再発の可能性は高くなります。

2. 乳腺部分切除術

部位によって複数の乳腺を一括して切除する方法。

マロンはこれプラス避妊手術

マロンはこれプラス避妊手術

3.片側乳腺前切除術

片側全ての乳腺を一括切除する方法。

腫瘍を含めて乳腺組織を切除します。

比較的大きな腫瘍でもしっかり切除が可能で、腫瘍細胞の取り残しも防ぐことが可能です。

4. 両側乳腺切除

腫瘍を含めた両側の乳腺を広範囲に切除します。

何度も再発を繰り返す場合や、多発する乳腺腫瘍に有効です。

大部分の乳腺を取ってしまうため、再発や新しい腫瘍の発生リスクは最低限に抑えられます。

手術の傷が大きいため、傷が治るまでに身体へのダメージも大きいです。

 

マロンは、手術の日の前日22時以降は、ご飯は抜きで、お水だけです。

手術する日の朝に、動物病院へマロンを預けました。

2日間の入院

病院へ面会に行くとケージの中で、包帯を巻かれて、エリザベスカラーをつけて、ぐったりと横たわっていました。

ワンちゃんは、普通4~5個のおっぱいがあるのだそうですが、マロンは、4つで、その右の2番目のおっぱいに腫瘍ができていました。

1番目と2番目のおっぱいは近いので、今回は2つ取り、同時に子宮卵管も取ったそうです。

「卵管はやや腫れていて、普通は鉛筆くらいの太さなのに、マロンちゃんのはマジックぐらいの太さになっていたので、どちらにせよ、取ってよかったと思いますよ。」と言われました。

私に気が付くと、立ち上がって、弱弱しく吠えます。

痛々しくて、涙目になりました。

点滴が痛々しくて涙目になる

点滴が痛々しい

先生の説明を聞き、「もう1日お泊りだよ。」と言って、後ろ髪をひかれながら、その日は帰りました。

2日目のお昼に、パパと二人でお迎えに行くと、きゃうんきゃうんと叫びながらすり寄ってきました。

エリザベスカラーは外されていましたが、包帯をお洋服のように着てました。

手術の診療明細

病理組織検査(2検体まで)   15,000円

包帯・ガーゼ交換        1000円×3

抹消静脈カテーテル留置     2000円

鎮静料(猫と体重が5kgまでの犬) 1000円

導入料 1ml(プロポフォール)  500円×4

ガス麻酔(30分まで)      7000円

ガス麻酔(30分超、30分毎)   5000円

ケタミン注射(術中後鎮痛)~10kg   1500円

術前アトロピン投与        1000円

乳腺腫瘍摘出術(2~3か所)    2,0000円

同時に卵巣、子宮摘出術を行う場合   15,000円

犬歯石除去(ポリッシング含む)     8000円

静脈点滴(1日につき)      3000円×2

抗生物質注射         1000円×5

処方料(内)         500円

セファレキシン  ~75mg   80円×14

入院(7kg未満の犬)   4000円×2

合計         101,120円

消費税        8090円

税込合計       109,210円

退院後の弱々しいマロン

しばらくお散歩は禁止で、朝晩1錠ずつ抗生剤を飲まなければいけません。

家に帰っても、お腹か痛いのか、吠えることもなく、ずっとハウスにこもって、丸くなっていました。

食欲もなくて、ぐったりしていました。

いつもはカリカリのご飯ですが、柔らかい缶のフードを口元までもっていっても、やっと食べるかどうかという感じでした。

お薬は、錠剤なので、飲ますのに苦労しました。

無理やり口にねじ込んでも、舌先で転がして上手に口から出してしまいます。

全力で拒否する

全力で拒否する

途中から、「ごほうびわんダフル」という魔法のフードにくるんだら、態度が豹変して、ペロンパックン食べるようになりました。

何か怪しい粉でも入っているのかと疑うほど大喜びで食べるので、助かりました。

魔法の粉が入っているのか?

魔法の粉が入っているのか?

小分けになっている

小分けになっている

薬をくるむ

薬をくるむ

2~3日すると、固い物も食べられるようになったので、手術後専用のカリカリのフードに変えました。

手術したワンちゃん用

手術したワンちゃん用

抗生物質を飲んでいると、お腹がゆるくなることもあるのだそうです。

このフードは、乳酸菌の匂いがしたので、お腹に優しいのかもしれません。

切り取った個所が割と大きかったので、抜糸を2回に分けてすると言われました。

1回目の抜糸

5日後に第一回目の抜糸に行きました。

病院までは抱っこで連れて行きました。

1回目の抜糸

再診料 B       800円

包帯・ガーゼ交換   1000円

抜糸          500円

処方料(内)     500円

セファレキシン~75mg 80円×14

合計     3920円

消費税    314円

税込合計   4234円

2回目の抜糸

手術から2週間後の、2回目の抜糸の頃には、だいぶ元通りの元気なマロンに戻りました。

わんわん吠えて、家族のお迎えに玄関まで飛び出してるようになりました。

今度は、母のシルバーカーで乗っけて行きました。

シルバーカーに載せていく

シルバーカーちょうど似合う

2回目の抜糸

再診料 B  800円

抜糸     1500円

合計     2300円

消費税    184円

税込合計   2484円

検査結果をくれた

検査結果をくれた

「病理組織診断の結果は良性でした。」

「抜糸後も、あと2~3日くらいはお洋服(包帯)を着せておいてください。」

「もし、傷跡を舐めたり、引っ掻いたりしてしまうようなら、すぐにまた来てください。」と言われました。

それから、避妊手術をした後は、太ってしまうワンちゃんが多いそうです。

子宮が食欲を抑制しているのですが、なくなってしまうため、ご飯を欲しがるだけ与えると、食べすぎになってしまうのです。

それから、今後、もしまた腫瘍ができたら、それはほぼ悪性なのだそうです。

これからはもっと、よく気を付けないといけません。

病気の予防

乳腺腫瘍は、避妊手術が早いほど、発症する確率が低いことが分かっています。

第一回目の発情期の前に避妊の手術をすれば、ほぼ予防ができるそうそうです。

でも、マロンを飼いたての頃は、

「マロンは女の子だから、赤ちゃん産めるかな?そしたらマロンはお母さんになるんだね~。」と、子どもたちも楽しみに思っていましたし、すぐにお腹を切って避妊するなんて、とてもとても考えられませんでした。

マロンは、何歳の頃からか、てんかん発作の痙攣をおこすようになり、この病気は遺伝するから、赤ちゃん産むのは無理かな~って、なんとなくあきらめるようになりました。

赤ちゃんを早めに諦めて、避妊の決断を早くした方が良かったのかもしれません。

今回は幸いにも良性でしたので、手術をして、また元気ないつものマロンになりました。

おバカさんで、ワンワン吠えて、おしっこも玄関にしてしまうおバカさん(2回言う)ですが、

これからも、マロンを大事に、太らせないように、長く一緒に暮らしていけたらいいなと思います。

お腹に2か所切られた後

お腹に2か所切られた痕

今回の手術の総合計金額  138,763円 

 

中学3年生の息子、ゆっきゅんが、私に尋ねてきました。

ゆっきゅん「マロンは、なんで手術するの?」

私「マロンはおっぱいにできものができちゃったんだよ。」

ゆっきゅん「それって、男の人にもできるの?」

私「いいや?あ、まあ、乳腺はあるわけだから、絶対にないとも限らないかもね?どうして?」

ゆっきゅん「なんか、ぼくのわきの下にもできものがあるんだよ。」

ママ「ええっ~、そういうことは、気が付いたらすぐに言いなさいよ!」

ゆっきゅん「いや、言うかどうかわからなかったから。」

と、言うわけで、今度はゆっきゅんのできものを取らないといけません。

 

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