第九を歌ったよ
日本の年末は、大掃除と年越しそばと第九で締めよう!

先生の美しい声
1.歌詞が覚えられない
2.衣装について。スカートは購入したよ
3.指揮者合わせ
4.リハーサル・楽器合わせ
5.発表当日
①午前:ゲネプロ
②午後:本番
1.歌詞が覚えられない
第九の合唱団に参加しました。
子どもの通っていた幼稚園では、第九歌わせてたな、とか、ニナりんの高校でも、他の生徒が歌ってたな、とか思って、ふと、参加したくなったのです。
ニナりんも歌ってみたいというので、二人で申し込みました。
申し込んでから気づいたんだけど、私って、第九をフルで聞いたこと、なかったんですよ。
ま、いっか。
初めて練習に行って、先生たちの素敵な声と丁寧な指導に感動しました。
初心者向けに、ドイツ語の発音も辛抱強く教えてくれるのです。
でも、最初のうちは、ドイツ語の歌詞がぜんっぜん、覚えられなくて、
ついていけませんでした。
もうなに言ってんだか、意味わかんないし!って、そりゃそうですけど。
一度覚えると、フレーズは、くり返しもあって、最初に思ったほどは大変じゃなかった。
まあ、慣れです。
練習は、毎回発声練習から始まり、なかなかうまく声を出せない私たちにも、根気強く、繰り返し教えてくれます。
練習も後半に入ってくると、経験者なのでしょう、これまで見たこともなかった人が、突然途中から参加してたりするようになりました。
人数が次第に増えて、いつの間にか部屋がぎゅうぎゅうになっていました。
2.衣装について。スカートは購入したよ
発表の日が近づいてくると、当日の服装の規定が知らされました。

女性の服装
上は白のブラウス。
肘が見えないように。長袖か、七分袖。
アクセサリーは、透明または白のみ。
ストッキングはナチュラルな肌色。
靴は黒。
スカートは、舞台衣装用の合唱用の黒のロングスカートです。
スカートの丈は、くるぶしよりも下ならいいそうですが、合唱団によっては、裾は床までつかないと駄目なところもあるそうです。
一番困ったのはスカートです。
そんなにロングな黒いスカートなんて、もちろん持ってませんよ!
そこら辺のスーパーで売ってそうにないので、結局、ネットで、探しました。
舞台用、や、合唱用で検索すると、専用の黒いスカートが見つかりました。
多分一番安い?位?と思うんだけど、1着5000円しました。
結構高いです~!
予想外の出費!
通販なので、自分でサイズを測ってから買ったのですが、届いてから試着したら、
ウエストが、わりとギリギリで、あそびがない。
本番までに太ったら、履けません。
丈も長くて引きずるので、ウエストで一回り折り込みます。
思い切って買ったけど、一生に一回しか着ないかもしれない・・・
3.指揮者合わせ
12月も近づき、これまでずっと、合唱だけで練習してきたのですが、ここにきて初めて、当日の指揮をしてくださるマエストロとの練習がありました。
さすがマエストロと呼ばれる方だけあって、出来る人オーラを発しています。
こんなしがない市民の合唱団にも、容赦ない指導が飛んできました。
私たちの歌をちょっと聞いただけで、どんどんストップが入る。
指揮のテンポも、かなり違ってて、全然早い!
次から次へと注意されて、頭が追い付かない!
もう、曲の頭から、終わりまで、ビシビシしごかれました。
これまで指導してくれた先生方は、優しかったんだな〜って。
そして、自分たちの歌のレベルの低さも、思い知らされましたよ。
4.リハーサル・楽器合わせ
いよいよ本番直前のリハーサルです。
楽器の人たちとも、ここで初めて一緒に合わせました。
この時の楽器の数や人数は少なくて、
(アマチュアの楽団だし、まあまあこんなものかな、ちょっと迫力にかけるかな)
などと、後ろから見て勝手に思っていました。
ソリストの4方も、今回初めてお目見えしての練習です。
男性も、女性も、ガタイがいいわけではないのに、声が響く響く。
私は、すっかりお客様になって、聞き惚れてしまいました。
5.発表当日
1.午前:ゲネプロ
当日は、朝9時から、コンビニのサンドイッチと飲み物を持って会場入りです。
ゲネプロは、普通だと通し練習らしいのですが、指揮者の方が演奏を止めて注意するので、普通の練習になってました。
控え室で待機、小ホールで声出し、大ホールでリハーサル、そしてまた控え室にもどったりと、階段を上ったり、降りたりでしたが、大抵はずっと待ち時間なので結構暇でした。
ご高齢で杖をついている人は、エレベーターを使っていました。

練習風景
暇な時間にとなりのおばさま方とお話しすると、もう6年目とか、ともすれば13年目とか、ベテランの方がぞろぞろいました。
そして、みなさん、けっこうバラバラの地域から来てました。
当日は、楽器の数が先日の楽器合わせの時の倍くらい?に増えていて、なかなかな大人数になっていて、演奏も、ずっと上手になっていました。
2.午後:本番
第二楽章開始あたりで舞台袖に移動して、第三楽章が終わったら、舞台に並びます。
第四楽章の途中までは座っていて、途中から、立ち上がって、合唱に入ります。
私は、あがったりはしてなかったと思うのですが、チョット歌詞を間違えそうになったりしまし
た。

繊細かつダイナミックな指揮
とにかく、本番の楽器の演奏は段違いに素晴らしかった!!!
ソリストの方々の歌声もホール中に響き渡っていた!!!
ホールの全員の意識が指揮に集中して、大ホールがちっちゃく感じられたくらいでした。
それを真後ろの特等席で聴いているんですよ~。
舞台での時間は、今でも記憶が飛び飛びなくらいに、短く感じました。
私たちを指導してくれた先生方も、たくさんほめてくださりました。
私も、自分の歌の出来はとにかく、みんなが素晴らしくて、感動でした。
マエストロ、やはりただ者ではなかったのですな。
本番はあっという間に終わり、今年の第九合唱団は解散です。
終わった後は、みんなニコニコの満足な笑顔で、素晴らしい発表会でした。